上野公園の中にある顔だけの大仏様。上野大仏。
元は1631年に建立された6メートルの釈迦如来像だったのですが、度重なる火災や関東大地震などで、現在はお顔だけになっています。
「これ以上落ちない」ということで、受験生の合格祈願でにぎわいます。
場所は上野公園内の、上野精養軒に隣接した大仏山という丘の上。
「寛永寺」という提灯が下がっています。
しかし、上野大仏という呼び方が定着していますね。
石段を登って境内に入ると、正面にパゴダ様式の祈願塔があります。
この中には、本尊として薬師三尊像が祀られています。
大仏様のお顔は、境内に入ってすぐ左手にあります。
2メートルほどのお顔です。
「大仏様のお顔をやさしく触れてください」とのことで、大勢の参拝客に毎日さすられているのでしょう、頬や瞼が白っぽくなっています。
こちらのサイトには以下のように紹介されています。
地震による数度の被災 幕末の上野戦争を体験し
関東大震災を経験し 太平洋戦争に遭遇してて
数奇な運命を経験した上野公園 上野大仏様は
人の背丈の上野大仏人の背丈ほど小さく成りましたが,大仏様のほおに流れた
幾筋の涙のあとがお顔に刻まれています。
この涙のあとを触れると 心が安らぎご利益が大仏様のお顔をやさしく触れてください
それと、おまけですが、この大仏様の近くには、巨大な石灯籠が。
「お化け灯篭」と呼ばれています。
高さ6.06メートル、笠石の周囲 3.63メートルの大きさです。
写真では、大きさがわかりづらいですね(汗)
寛永寺(上野大仏)