古くから
「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」
と言われてきました。
お伊勢(天照大神=あまてらすおおみかみ)が「お多賀の子」というのは、多賀大社に祀られているのが、天照大神の親神様の、 伊邪那岐命(イザナギ)・伊邪那美命(イザナミ)であるからです。
多賀大社は、昔から特に長寿祈願の神として信仰されてきました。
東大寺大仏殿の復興を命じられた重源さんというお坊さんが、多賀大社で延命祈願をしました。そのご利益あって寿命を20年延ばすことができ、無事大役を務めることができたということです。
境内には、重源さんゆかりの”寿命石”もあります。
さて、今回の往路は、JRの彦根駅からバスで多賀大社前まで向かいました。
当然、ひこにゃんがいました(笑)
また、バスの時刻まで10分あったので、彦根城までダッシュして写真を撮ってきました(汗)
はるか遠くに見えるのが天守閣です。
彦根駅から多賀大社までは、バスで20分くらいでした。本数は1時間に1本くらいしかありませんので、事前に調べていったほうがいいです。
バスを降りて7~8分(わりと遠い)歩くとお土産屋さんが並ぶ通りにつきます。
お土産屋さんの向かいが大鳥居になっています。とても立派です。
鳥居をくぐると、橋があります。
とても人間が渡れる角度ではありませんね。神様用です。
もちろん迂回しました。
橋の下は、このように清涼な小川が流れています。
橋の先には、門があり、門の向こう側に拝殿が望めます。
素晴らしいです。期待が高まります。
門をくぐると、とても広々とした境内が広がっていました。
左手が手水者です。とても綺麗な手水者でした。
手水者の左奥が、授与所と休憩処になっています。
いよいよ拝殿に向かいます。
その見事さに息を飲みました。
さらに近づくと、見事としかいいようのない社殿です。
さらに、近づいて、失礼してお目当てのしゃもじを撮らせていただきました。
中央右に2.5メートルくらいの「おしゃもじ」が立ててありますよね。
お守りとしてしゃもじを授ける「お多賀杓子(おたがじゃくし)」という慣わしがあるのですが、これは「お玉杓子」や「オタマジャクシ」の名の由来とされているそうです。
境内で配布されている絵馬もおたまじゃくし型でした。
さて、次は本殿の右手へ進むと、先ほど重源さんというお坊さんの延命祈願のお話に触れましたが、「寿命石」というものがあり、授与所で白い石をいただいて、自分の名前を書いて奉納すると寿命が延びるとのことです。
さらに、「寿命石」の奥には、「金咲(かねさく)稲荷神社」が鎮座されています。
とても金運に恵まれそうな縁起のいいお名前ですね。
奥に進むと、さらに鳥居のトンネルがあります。
名前からして、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ=富士浅間神社の女神様)と一瞬勘違いしたのですが、やはりお稲荷さんですから、お祀りされているのは宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)でした。
もちろんご神徳は「商売繁盛」です。
お社は新しめなのですが、とても風格を感じる立派なお稲荷さんでした。
そのほかの末社にもすべてご挨拶させていただきました。
ただし、御祭神がわからないとことが多かったです。
こちら、左側のお社が「竃神神社」と「年神神社」、左側のお社は「子安神社」で、ご祭神が木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)とありました。
お社の名前が、若干境内の案内板と異なっているかもしれません。
おまけ
帰りがけに、授与所の向かいにある境内の休憩処で、甘酒と山菜そばをいただきました。
甘酒にショウガが利いててパンチのある味でした(笑)
寺社に伺ったときは、なるべく境内が門前で飲食するようにしています。
浄化になったり、その場所でお金を使うのはいいことだと思うからです。
多賀大社
【所在地】
〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
【交通アクセス】
JR彦根駅乗り換え 近江鉄道「多賀大社前」駅下車 徒歩10分
JR彦根駅乗り換え バス「多賀大社前」駅下車 徒歩10分
【問い合わせ】
TEL:0749-48-1101
【公式サイト】
もしお役にたてたら、ポチっとお願いします。
![]() 神社・お寺巡りランキング |
