関東厄除け三大師の一つである西新井大師に行ってきました。
正式には、總持寺(そうじじ)という真言宗のお寺です。
弘法大師空海が関東巡錫(じゅんしゃく=僧が各地をめぐり歩いて教えを広めること)の途中、西新井を通った際に、本尊である観音菩薩のお告げを聞き、本尊の十一面観音を彫り天長3年(826年)に寺院を建立したことに始まるとされます。
創建が1200年も前なんですね。
参道を行くと、商店街のならぶ奥に、山門が現れます。
山門を入ってすぐ左側に塩地蔵がありました。
塩まみれですね。
特にいぼ取りに霊験ありと伝えられています。
なんで、こんなに塩まみれかといいますと、お堂内の塩をいただき、功徳があるときに倍の塩をお返しするということです。
年季の入った手水舎です。
さらに進むと藤棚と池があります。
藤がピークのときは綺麗でしょうね。ちょっとピークを外れていたので残念です。
池を挟んで鐘がありました。鐘楼堂といいます。
もちろん、大晦日の深夜零時から新年を迎える鐘の音が響きます。
さらに進むと本堂です。
大きいですね。大本堂といいます。
昭和47年に再建され、ご本尊 十一面観音と弘法大師をまつっています。
本堂内で写真が撮れないので、中の様子をご紹介できず残念です。
お寺ならではの、神社とは異なる厳しさというか、厳粛さがあります。
人が少なくて広々していましたが、お正月に参拝すると、ものすごい人出なのでしょう。お正月に、よくテレビ中継されてますもんね。
藤棚のところに戻ると、元は全身金ぴかであったであろうお地蔵がおられます。
水洗い地蔵といいます。
十種の福徳が授かり、特に寿命長遠の功徳があるとされております。
お詣りの折は、是非、水をかけてみてはいかがでしょうか?
時間の関係上、あまり隅々まで回れませんでした。
また、改めて参拝したいと思います。
それと、蛇足ですが、この西新井大師は関東厄除け三大師の一つですが、なんと、
「関東厄除け三大師」と「関東三大師」は別ものだそうです。
「関東厄除け三大師」は、弘法大師・空海を祀る真言宗お寺で、西新井大師、川崎大師
観福寺大師堂の三大師を指します。
「関東三大師」は、慈恵大師・良源を祀る天台宗お寺で、佐野厄除け大師、青柳大師、川越大師の三大師を指します。
知らなかった~
西新井大師(正式名:五智山遍照院總持寺)
【所在地】
〒123-0841 東京都足立区西新井1丁目1−15−1
【交通アクセス】
電車:
東武大師線大師前駅下車 徒歩5分
日暮里舎人ライナー 西新井大師西駅下車 徒歩20分
バス:
池袋駅東口発 都営バス 西新井駅行き 西新井大師下車(所要時間 通常40分)
王子駅発 都営バス 西新井駅行き 西新井大師下車(所要時間 通常20分)
赤羽駅東口発 国際興業バス 環七経由西新井駅行き 西新井大師下車(所要時間 通常30分)
【問い合わせ】
西新井大師 TEL:03-3890-2345
受付・電話対応時間 9:00~16:30
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