前回の南宮大社(なんぐうたいしゃ)に引き続き、岐阜県大垣近くにある、平将門公の首を祀る御首神社(みくびじんじゃ)にやってまいりました。
それにしても大垣は遠いですね。
昔、サラリーマンになりたてのころ、「酔っぱらって東京駅から東海道線に乗ったら、横浜で乗り過ごして、終点の大垣まで行ってしまった。」という話を聞きましたが、乗り過ごして来る距離じゃないでしょ!
いったいどれだけ泥酔してたんだか…
さて、話を戻して、前回ご紹介した南宮大社と関係があるので、この二社は続けてご紹介したいと思っていました。
御首神社の社殿によると、以下のような記述があります。
御首神社御首神社今から約千年前、平将門は時の朝廷の政策に憤りを覚え乱(天慶の乱)を起こした。
しかし藤原秀郷・平貞盛等に鎮められ、将門は捕えられ首を討たれた。
その首は京都に送られさらし首となったが、
故郷恋しさのあまり獄門を抜け出し関東へ戻ろうと飛び立った。この異変を知り、美濃の国南宮神社では、
将門の首が関東に戻ることにより再び乱の起こることを恐れ祈願したところ、
神社に座す隼人神が矢をつがへ東に飛びゆく将門の首を射落とした。
(その時、隼人神の射た神矢が飛んでいった道筋を矢の通った道であるとして、現在の大垣市矢道町がある。)この首が落ちた荒尾の地に将門公を神として崇め祀ることによって
再びその首が関東に戻らぬよう、その怒りを鎮め霊を慰めるために創建されたのが、
御首神社であると伝えられています。
平将門公が祀られていることで有名な神田明神は、以前住んでいた地域の氏神様なので、御首神社にもぜひお伺いせねばと思っていました。
JR「大垣」駅よりJR美濃赤坂線に乗り換えて1駅、「荒尾」駅で下車すると、ホームから目の前に、御首神社の敷地を見渡すことができます。
神社の入り口までは、駅から徒歩1分です。
鳥居をくぐり正面の石段を登ります。
石段の上から鳥居の方面を振り返るとこんな感じ。
石段を登って右手に手水舎があります。
意外とこじんまりした手水舎でした。でもいい感じですね。
手水舎の先は、いきなり拝殿です。
のぼりが印象的です。
右側の「あ」の狛犬さん。
左側の「うん」の狛犬さん。両方とも歴史を感じます。
拝殿は質素にして威厳のあるものでした。
こういうのを初めて見たのですが、お賽銭箱の横に自由に(もちろん一口だけですよ)いただけるお神酒が用意されていました。ありがたいです。
そして御神砂も置いてあります。もちろん1ついただきました。
首から上の病気いいとかで、首の凝りや頭の疲れを癒していただこうと、いつも枕の下に置いて寝ています。
そして、あちらこちらの神社にもある「おもかる石」がありました。
持ち上げたとき、想像よりも軽ければ願が叶うというものです。
いつもは、想像より重くてへこむことが多いのですが、今回は軽かったのでほっとしました。
神社のご由来書きです。
読みやすい文字サイズだったので、そのまま貼らさせていただきました。
そして、境内社として、末廣稲荷神社があります。
鳥居のトンネルの奥のお社。存在感があります。
また、この神社独特のこのようなものが。
首から上の病気平癒祈願などに帽子を納めるのだそうです。
ここに納められている帽子等(首上に関するもの)は、常に神様のお近くで、病気等諸願成就のご守護が頂けますよう思いを込めて、ご自身の代わりとして奉納されているものであります。
という説明書きがありました。
そして、神田明神にもある「さざれ石」が祀られていました。
駅のホームから見たとき、神社の敷地がこんもりとした森のように見えたのですが、どうも古墳が隣接していたようです。
御首神社(みくびじんじゃ)
【所在地】
〒503-0034 岐阜県大垣市荒尾町1283−1
【交通アクセス】
JR「大垣」駅よりJR美濃赤坂線利用、「荒尾」駅下車、徒歩1分。
【問い合わせ】
TEL:0584-91-3700
【公式サイト】
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