岐阜駅からバスで10分、さらに徒歩10分のところにある伊奈波神社(いなばじんじゃ)。
黒龍神社は、その中の摂社の一社ではありますが、存在感が大きいのと、近年人気スポットになっているので、伊奈波神社とは分けてご紹介させていただきます。
伊奈波神社はとても大きいので、大鳥居をくぐってしばらく坂を上っていくと、右側に黒龍神社はあります。
入口の立て看板に以下のような説明がありました。
伊奈波神社が丸山より統治に遷座された以前から、当山鎮護の守護神と畏敬され、あらゆる悩みを除いて、これを福と化す除災招福諸願成就に霊験顕著な御社である。
この地(稲葉山)に元からおられる地主神様だったんですね。
一つ目の鳥居をくぐると、二つ目の鳥居と絵馬の奉納所があります。
二つ目の鳥居をくぐると、左手に手水舎、正面にお社が鎮座されています。
手水舎はシンプルなものでした。
しかし、摂社のわりには、柄杓の数が多いですね。
それだけ参拝者が多いのでしょう。
正面のお社です。
正確には、奥のお社と、手前の拝殿です。
拝殿の左手奥に、伊奈波神社の拝殿が見えます。
こちらのご祭神は、この「龍に逢えるスポットシリーズ」ではおなじみの、
高龗神(たかおかみのかみ)
京都、貴船神社のご祭神でもある、言わずと知れた龍神様です。
お賽銭箱の横に、このような柏子木と、大祓詞(祝詞=のりと)の書かれた紙が置かれています。
柏子木をカンカンと打ち鳴らしながら、大祓詞と唱えるのだそうです。
初めに説明書きをちゃんと読まなかったので、最初にカンカンと2回鳴らした後、神様にご挨拶させていただきました。
私の後に参拝していた中年の女性は、柏子木をカンカンと鳴らしながら、大きな声で祝詞を奏上していました。
こちらが正しい作法だったのですね。
また、お賽銭箱の横に、お守りの案内がありました。
「黒龍願い叶う守」と「黒龍福成る守」です。
とてもありがたそうなお守りですね。
これを求めて参拝する方々も多そうです。
こちらは摂社なので、御守りは伊奈波神社の授与所で入手できます。
また、拝殿の右側にこのようなものが。
龍頭岩です。
確かに龍の頭のようです。
昔からあるのかと思ったら、平成14年に京都から奉納されたもののようです。
拝殿天井の龍の彫刻です。
拝殿から、来た参道を振り返ります。
鳥居や灯篭の苔(こけ)がいい感じです。
摂社ながらとても存在感のある神社でした。
願い事を強力に叶えてくれるとして、近年、人気スポットになっているようです。
摂社である黒龍神社のご紹介が先になってしまいましたが、伊奈波神社はまた改めてご紹介させていただきます。
補足ですが、当初、黒龍神社のことを「末社」とご紹介させていただきましたが、後から「摂社」に変更いたしました。
地主神だったからです。
以下は神社本庁のサイトから、「摂社と末社」について引用したものです。
神社の境内にある小さな社は摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)といいます。摂社、末社も本社に附属する神社ですが、現在では特に両者を区分する規定はなく、本社の管理下にある小規模神社の呼称として用いられています。
戦前の旧官国幣社(かんこくへいしゃ)においては、摂社と末社を区分する基準が設けられました。摂社に該当する条件として、まず本社御祭神の荒魂(あらみたま)や后神・御子神を祀った社のほか、御祭神と関係のある神や現社地の地主神(じぬしがみ)など特別な由緒がある社となっていました。こうした基準に当てはまらないのが末社であり、摂社は末社より上位に置かれていました。
現在でも摂社・末社の呼称は、戦前の基準による区分をそのまま用いていることがありますが、特に本社との由緒の深い神社には摂社の呼称が用いられています。摂社・末社については、本社と同一の境内地で祀られている境内社と、境内地外で祀られている境外社といった区分もできます。
黒龍神社(こくりゅうじんじゃ)
【所在地】
〒500-8043 岐阜県岐阜市伊奈波通1丁目1
(伊奈波神社内)
【交通アクセス】
JR岐阜駅、名鉄岐阜駅から岐阜バスで10分、「伊奈波通り」下車徒歩10分。
【問い合わせ】
TEL:(058)262‐5151
【公式サイト】
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