前回に引き続き、今回も奈良の世界遺産をご紹介します。
全国の春日神社の総本社であり、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする、春日大社(かすがたいしゃ)です。
中臣氏(のちの藤原氏)の氏神を祀るために768年に創設された、非常に歴史のある神社です。
長い間参道の先に、一の鳥居がありました。
それにしても奈良は暑い…
参道でペットボトルの水を頭からかぶりました。
趣のある手水舎です。やはり鹿がいました。
さらに、奥へ進むと朱色の社殿が見えました。
どうも裏側から入ってしまったようです。
西回廊の清浄門といいます。
長い朱色の回廊です。
正面(南門)から入りなおすと、拝殿のような建物が。
幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)といいます。
幣殿は天皇陛下のお供え物である 御幣物を一旦納める建物で、舞殿は宮中伝来の御神楽を行うための建物であり、また雨天時に神楽や舞楽を奉納する場所です。
ここから、もっと本殿の近くに進めます。
途中に、セルフお祓いがありました。
セルフお祓いをして、先に進むと中門・御廊(ちゅうもん・おろう)です。
荘厳です。
本殿はこの先ですが、ここまでしか進めません。
御祭神は、
武甕槌命(たけみかづちのみこと)
雷神、かつ剣の神。相撲の元祖ともされる神様です。
伊波比主命(いはひぬしのみこと)
剣の神。武甕槌神と関係が深いとされ、両神は対で扱われることが多いです。
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
春日権現(かすがごんげん)、春日大明神とも呼びます。
岩戸隠れの際、岩戸の前で祝詞を唱え、天照大神が岩戸を少し開いたときに太玉命とともに鏡を差し出した神様です。
比売神(ひめがみ)
特定の神の名前ではなく、神社の主祭神の妻や娘、あるいは関係の深い女神を指すものとされています。
中門・御廊に向かって左側に立っている巨大な御神木。
樹齢800~1000年の社頭の大杉です。
700年昔の『春日権現験記』には幼木の姿で描かれています。
先ほどの西回廊の内側です。
金色の釣灯篭(つりとうろう)がずらりと並びます。
次に、南門から外へ出て 、縁結び、恋愛のパワースポットで女性に人気の夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)へ。
縁結びの神社らしく、ピンクのハート型の絵馬です。
夫婦大国社の社殿の前には、水占いをするところが。
占いの紙を水に浮かべると、文字が浮かび上がるのです。
さっそくやってみました。
大吉です!
その他にも、末社、摂社がたくさんで紹介しきれません。
なにしろ、摂社・末社が合わせて61社!
というのは言い訳で、実は暑くてゆっくり見て回れませんでした。
次回はじっくり、他の摂社、末社も回りたいと思います。
見どころ満載の大きな神社です。
神社好きな人なら1日居れます(笑)
春日大社(かすがたいしゃ)
【所在地】
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
【交通アクセス】
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)約11~15分、
「春日大社本殿」下車すぐ または
奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分「春日大社表参道」下車、徒歩約10分
【問い合わせ】
TEL:0742-22-7788
【公式サイト】
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