前々から気になっていた東伏見稲荷神社に行ってきました。
西武新宿線・東伏見駅から徒歩10分ほど。
稲荷神社らしい赤い大鳥居です。
大鳥居をくぐると、石段の上に楼門が、そして、その手前には狛狐さんがお出迎えです。
京都の伏見稲荷と同じく、一方は玉を、もう一方は鍵を咥えています。
花火の、玉屋~、鍵屋~も、伏見稲荷の狐さんが咥えていることからつけられた屋号です。
こちらの東伏見稲荷神社は、関東地方の稲荷神を信仰する信者たちの希望により、1929年(昭和4年)に稲荷神の総本社である伏見稲荷大社から分霊を勧請して創建されました。
比較的新しい神社です。
実にきらびやかな本殿です。
御祭神は、伏見稲荷大社の祭神の中から、
宇迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
稲の神様であり商売繁盛の神様
佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
道開きの神である猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)の別名
海陸の道路を守り、人々の行なう事を良いほうに導くとされます
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
穀物神である宇迦御魂大神に仕える巫女を神格化したものともされます
また、芸能関係に信仰の篤い神様です
の三柱が勧請されています。
この御三座を、東伏見稲荷大神と呼びます。
本殿の裏手には、伏見の千本鳥居のような鳥居のトンネルが。(ちょっと、まばらですが…)
本殿前とは空気が変わり、別世界になります。
この、ちょっとガタガタさ加減が、いい味出してます。
境内には、20社あまりの末社が点在しています。
すべてにお参りしたら、最後の一社でお賽銭のコインが足りなくなってしまいました(汗)
補足ですが、戦前、このあたりに中島飛行機の社員研修所があり、鍛錬教育が行われていました。そのため、中島飛行機武蔵野製作所でなくなった人々の慰霊碑があります。
中島飛行機とは、かつて「隼」、「疾風」といった著名な戦闘機の製造で有名な会社で、戦後は現在のSUBARUへと変遷しました。
東伏見稲荷神社