米子出張の帰り道、東京までの間で途中下車してどこに寄ろうか思案したところ、旅程的に一番無理が無いのが岡山でした。
丁度、龍に逢いたいと思っていたので、岡山の龍泉寺にあっさり決定。
出張中なので、できるだけ電車やバスで行けるルートを探したところ、最上稲荷(さいじょういなり)の境内からの徒歩ルートがありました。
「もがみいなり」ではなく「さいじょういなり」です。
ついでの参拝のようになってしまいましたが、最上稲荷は有名で、前々から興味がありました。
こちらは神社ではなく、日蓮宗のお寺で、正式名称は最上稲荷山妙教寺。
そして、日本三大稲荷の一社(寺)です。
日本三大稲荷といっても、各社、地域によって異なります。
最上稲荷の言う日本三大稲荷とは、
伏見稲荷大社(京都)、豊川稲荷(愛知)、最上稲荷(岡山)
ですが、自社を入れた日本三大稲荷を主張しているのは、以下の10の神社、寺院です。
- 伏見稲荷大社(京都府京都市)
- 豊川稲荷(愛知県豊川市)
- 祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)
- 笠間稲荷神社(茨城県笠間市)
- 竹駒神社(宮城県岩沼市)
- 最上稲荷山妙教寺(岡山県岡山市)
- 瓢箪山稲荷神社(大阪府東大阪市)
- 千代保稲荷神社(岐阜県海津市)
- 草戸稲荷神社(広島県福山市)
- 源九郎稲荷神社(奈良県大和郡山市)
なので、日本三大稲荷の定義はまちまちですが、伏見稲荷が入ることにはどこも異論は無いようです。
最上稲荷へは、岡山駅前からバス1本で行けます。
ただし、1日数本しか出ていません。
岡山駅前からは30分ちょっとで、最上稲荷の参道口に着きます。
この日(2017/5/31)は、平日の朝9時過ぎに着く便で行きました。(バスの時刻表は2017年6月1日で変更されています)
バスを降りると、
がらーんとして誰も居ない…
バス停からすぐのところに参道口がありました。
平日とはいえ、朝9時過ぎなので、参道の商店は開いていてよさそうなものですが、ほとんどが閉まっています。
右側に商品が並んでいますが、このお店も商品は出しっぱなしで閉まっていました(驚)
奥へ進んでも人気がありません。
ただ、長い商店街なので、年末年始や法要のときは、おそらく大変な人出なのでは、と思います。
やっと山門が見えてきました。
新しい作りの山門で、仁王様が金ぴかで、ガラス張りです。
仁王様の脇を抜けると、順路案内がありました。
左に行くそうです。
想像とは全然違って、近代的な境内です。
階段を上ると手水舎がありました。
京都の伏見稲荷の手水舎よりは、すこし小ぶりです。
が、しかし、龍がすごい大きい!かっこいい!
こんな大きな手水舎の龍は見たことがありません。
手水舎から本殿に向かいます。
このように、だだっ広い!
年末年始は、この広場が人で埋まるのでしょう。
こちらは、本殿がら手水舎向きに撮ったショット。
広いでしょ。
いよいよ本堂です。
しめ縄が大きいです。
お寺なのにしめ縄?と疑問に思われるでしょう。
こちらのお寺は、江戸時代まで広く行われていた神仏習合の名残を残しているのです。
創建は約1200年前で、御本尊は、
最上位経王大菩薩
五穀豊穣、商売繁盛、開運など多くの福徳をそなえる仏様
また脇神として、
八大龍王尊
水の神様
三面大黒尊天
開運の神様
が最上尊とともに本殿に祀られ、最上三神と呼ばれています。
すごいしめ縄でしょ。
出雲大社のしめ縄のように太いです。
本堂の中からは読経が聞こえます。
本堂の前から、山門を振り返るとこのようになっています。
バスで来たのであまり実感がありませんでしたが、山の上のほうまで登ってきたんですね。
本殿の右側には、末社や旧本堂に続く道がありました。
そして、龍泉寺を目指す道もこの先です。
先に進むと、左側は旧本堂と竜泉寺への道、右側は末社です。
右側の末社は、「縁の末社(えんのまっしゃ)」です。
鳥居をくぐると、左側が縁切りの末社、右側が縁結びの末社です。
縁切りと縁結びが並んでいるなんで面白いですね。
左側の旧本堂方面の上り坂は、石板が並んでいます。
上り坂の途中、左側に八大龍王ののぼりが見えました。
こちらから龍泉寺へ登れるようです。
が、この続きは次回とさせてください。
それでは、次回、
をどうぞお楽しみに。
最上稲荷(最上稲荷山 妙教寺)
【所在地】
〒701-1331 岡山県岡山市北区高松稲荷712
【交通アクセス】
JR岡山駅から中鉄バスで30分、稲荷山下車(610円)。
JR桃太郎線(吉備線)・備中高松駅下車、約2km。タクシーで5分。
【問い合わせ】
TEL:086-287-3700
【公式サイト】
http://www.inari.ne.jp/guide/index.html
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