前回の続きです。
最上稲荷の奥の院方面から、龍泉寺へのルートに戻りました。
ここからは、30分くらい山道が続きます。
一部はこのように整備されているのですが、勾配がちょっときつめのところとか、枯れ葉が積もって滑りやすくなっているところがあるので注意が必要です。
しばらくすると、龍泉寺の門が見えてきます。
山道をずっと歩いていて、人工物を見たときはほっとしました。
門の先は赤い鳥居。
そして、鳥居の左側には、尋常じゃない数のお地蔵さん。
「六道地蔵」とあります。
そして、鳥居の右側は「こい岩湿地」となっています。
ここで感じた、「『龍王池』といっても、このように小さな池なんだろうなぁ」という予想は後から大きく裏切られることになります。
少し先に進むと八大龍王その他の碑があります。
碑の先には、身代わり地蔵様。
椅子が並んでおり、テーブルもあったので、少し休憩させていただきました。
もちろん、お地蔵様に手を合わせてから。
このお地蔵さんの裏側に「鯉岩」というのがありました。
鯉の顔の形をしているというわけですね。
先に進むと...
驚愕!舐めてかかっててごめんなさい、です。
すごい神秘的な光景を目にします。
赤い鳥居の向うに、緑色の大きな池。
周りには誰もいません。
この光景独り占めです。
しかし、この静けさと雰囲気に背筋がゾクッとします。
この池自体が、八大龍王の御神体です。
今にも八大龍王がお出ましになられそうです。
八大龍王とは、仏教守護の八体の龍王(龍神)を指します。
難陀・跋難陀・娑迦羅・和修吉・徳叉伽・阿那婆達多・摩那斯・優鉢羅の各龍王です。
日本では祈雨・止雨の神ともされています。
この神聖な場を独占できたことは幸せでした。
龍王の御神気をいっぱいいただきました。
龍王池と八大龍王についての立札がありました。
楽々森舎人(ささもりとねり 桃太郎伝説の猿のモデル)が水を湧き出させたといわれています。
とありました。
さすが岡山。桃太郎伝説と繋がるのですね。
龍王池の裏には、ちょっと上ったところにまた鳥居が。
鳥居をくぐると八大龍王が祀られていました。
ベンチが並び、祈祷場のようになっています。
さて、次は龍王池から龍泉寺へ向かいます。
こんな道を歩いて龍泉寺へ。
徒歩10分くらいです。
途中、このような湿地を通ります。
「立ち入り禁止 マムシに注意」と書いてあります。
龍王池から歩くと、いきなり龍泉寺の境内につながるので、いったん龍泉寺を出て、正式な入り口から入り直しました。
お寺なのに鳥居です。
最上稲荷と同じく神仏習合の名残が強く残っているお寺です。
鳥居の先は、境内に入ります。
このように広場になっていて、左前方に手水舎。
手水舎はこのように大きめです。
広場の右手にはこのような御由緒を説明する看板がありました。
「最上の瀧」とあります。滝行ができるようです。
耳を澄ますと水音がし、下に降りる階段があります。
下ってみるとビックリ!
滝行の場がありました。
すごい雰囲気です。
神聖な雰囲気に圧倒されました。
予約をすれば誰でも滝に打たれることができるようです。
この日はできませんでしたが、是非一度体験したいと思います。
もと来た階段を上り、いったん手水舎のある広場に戻ります。
手水舎から振り返ると、二股になっていて、左は入り口、右は本堂への道です。
本堂方面に進みます。
本殿手前の右側は石像コーナー。
荘厳な雰囲気にそぐわない
ゆるキャラ的な十二支の石像(笑)
本堂に向かって左側には、鐘突き堂がありました。
そして本堂へ。
本殿の龍の装飾が見事です。
ご祭神は
最上稲荷、八大龍王、鬼子母神、三面大黒天
です。
ということは、最上稲荷とは同じ宗派なのですね。
開山は約1200年前とのことです。
歴史があります。
かなり、山の上にあるお寺ですが、ちゃんと舗装された道路が山門に繋がっているので、車、あるいは備中高松駅からタクシーで行くことができます。
岡山県内のパワースポットとしても有名です。
今回は、龍王のご神気をいっぱいいただきました。
なかなかできない体験でした。
ありがたいです。
龍泉寺(りゅうせんじ)
(龍王池は龍泉寺に隣接)
【所在地】
〒701-1464 岡山県岡山市北区下足守900
【交通アクセス】
吉備線の備中高松駅から7Km(タクシーで10分)
山陽新幹線岡山駅から14Km(タクシーで30分)
最上稲荷境内から徒歩1時間
【問い合わせ】
TEL:086-295-0130
【公式サイト】
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