出雲大社は大国主命(おおくにぬしのみこと)つまり大黒様の総本宮。
大黒様といえば縁結びです。
もちろん、男女の縁結びだけでなく、仕事の縁もOK。
いつか参拝したいと思っていましたが、出張で出雲空港での乗り継ぎにちょっと時間があったので、思い立って行ってきました。
まず驚かされたのがその規模です。
大きな木製の鳥居をくぐると
長ーい参道が続きます。
まっすぐ歩いていくと
さらに参道が続き
そして、やっと社殿が見えてきました。
社殿の手前には、大国主命(大黒様)と因幡(いなば)の白兎の像が。
「因幡の白兎が淤岐島(おきのしま)から稻羽(いなば)に渡ろうとして、ワニ(サメのこと?)を並べてその背を渡ったが、ワニに毛皮を剥ぎ取られて泣いていたところを大国主命に助けられる」
というお話。
いまの幼稚園や小学校で習うんだろうか?
そして、おなじみのぶっといしめ縄の拝殿が。
これは本殿ではありませんよ。
本殿はこれの後ろ側に。
さらに、この向拝(こうはい)の向こう側が本殿になっています。
しかし、本殿は、この向拝を向いておらず、向かって左側(西方向)を向いているのです。
つまり、大国主(おおくにぬし)様(大黒様)の横顔に拝むかたちになるわけです。
大国主様の正面から拝みたいときは、本殿の左側に回ります。
これが、本殿の左側です。
写真では小さくてわかりませんが、この石畳の中央に小さな賽銭箱が置いてあり、その位置が大国主様の正面になります。
もちろん、正面でも拝ませていただきました。
さらに本殿の真後ろに回ると
ウサギの石像がありました。
ちょっとこの厳粛な雰囲気に合わない可愛さです。
さらにぐるーっと回って、本殿の右側に出ます。
これで、本殿の周りを一周しました。
それにしても、ヒノキの皮を重ねた屋根が見事ですね。
出雲大社は、60年ぶりの大遷宮を行いました。
といっても、出雲大社のようにお社を建てなおすわけではありません。
平成20年4月より28年3月までの期間で、大きな屋根の檜皮葺(ひわだぶき)の葺(ふ)きかえなどの大改修を行ったのです。
つまり引っ越しではなく、リフォームです。
総工費80億で、とある宮大工の工務店が受託したそうです。
(地元のタクシーの運転手からの情報)
伊勢神宮は平日でも人でいっぱいですが、
出雲大社はこのとおり人が少なくて静かです。
神話の世界の一端に触れることができた気がします。
また、偶然にも、訪れる機会を与えていただいて天に感謝しています。
出雲大社
【所在地】
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
【交通アクセス】
一畑電鉄出雲市駅 → 川跡駅 → 出雲大社前駅下車 → 徒歩7分
【問い合わせ】
出雲大社社務所 TEL:0853―53―3100
(午前8時30分~午後5時)
joho@izumooyashiro.or.jp
![]() にほんブログ村 |
![]() 神社・お寺巡りランキング |